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特許を取得するメリットは?

トピックス

2024.01.31

特許

特許を取得するメリットは?

今回は、第1回で告知した通り、特許取得した場合のメリット(効果)について説明します。

 ビジネスの安全な展開

 特許権の効力の1つとして、特許権者のみが特許発明を独占的に実施(例えば、製造・販売)することが認められています。
 また、特許取得ができたということは、他人の同一特許が存在しないということになります。
 このため、特許発明を実施(例えば、製造・販売)しても、他人から文句を言われることが原則ありません。
 すなわち、自分の特許によって、ビジネスを原則安全に行うことができます(特許庁からお墨付きをもらうイメージ)。
 なお、自分の特許よりも先に、他人の基本特許等が存在する場合には、自分の特許発明の実施が制限される可能性がありますが、
 複雑な話のためここでは省略します。

 他人のビジネス進出を予防できる

 特許権の効力の1つとして、他人による特許発明の実施を排除できることがあります。
 このため、自分の特許製品と同一製品を他人が製造・販売していれば、その行為をやめろと言ったり、損害賠償を求めることができます。
 すなわち、自分の特許によって、他人が進出できない陣地を市場に作ることが可能になります。
 こうなれば、市場の独占又は優位性を確保でき、売上増加につながることになります。

 技術的に優れていることを体外的にアピールできる

 上記1に関連しますが、特許取得は、他にない技術ということを特許庁に認めてもらい、その技術のお墨付きをもらうイメージです。
 このため、他人の技術や製品との差別化ポイントとして使用することができます。
 すなわち、自分の技術が他人の技術よりも優れていることを、対外的にアピールすることができ、売上増加につながることになります。

 資金集めの材料になる

 上記3に関連しますが、特許取得は自社技術の優位性をアピールすることが可能となり、知的財産を活用していることもアピールすることができます。
 このような場合、特許自体の価値が認められたり、会社としての知的財産を活用が評価されることにより、融資や投資を受けられる可能性ができてきます。
 すなわち、特許取得・その活用等によって、資金集めが可能となり、ビジネスの更なる拡張が見込まれます。

 他人による同一特許や軽微な改良特許の取得防止

 同一の特許が他人に与えられることはないため、同一技術について、他人が特許取得することはありません。
 また、特許の内容は公開されます。このため、軽微な改良をしただけの技術内容では、公開された内容に基づいて特許取得が困難となります。
 すなわち、他人の模倣を許容する根拠となる特許が取得される可能性がなくなり、市場における自分の優位性を継続的に確保できることになります。

以上のように、特許取得できますと、自分だけが特許発明を実施して、他人を排除し、市場における優位性を継続的に確保できる可能性が高まります。そして、資金調達によるビジネスの拡張が見込まれ、長期的なビジネス展開の可能性が高まります。
ここで気になるのは、上記のようなメリットがあるなら、その分特許取得の費用は高額になるのではということではないでしょうか。
そこで、第3回は、特許取得のためにはどのくらいの費用や手間が必要かを説明したいと思います。